
こんにちは。「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだすみえ)です。
プラムジャムを作ろうと立ち寄ったスーパーで、思いがけずアンズに出会いました。
出会いたくても出会えない果物だったので、すぐに「アンズジャムにしよう!」と心が決まり、嬉しくなって買って帰りました。
アンズはしばらく追熟させて、赤みがかったオレンジ色になった頃が食べごろ。
いよいよ、はじめてのアンズジャム作りがスタートです。

下処理をしたアンズにグラニュー糖をまぶし、しっかり水分を引き出します。
初めて作るジャムだったので、「どんな味になるんだろう?」とワクワクしながら火にかけました。
煮詰めていくと、部屋中にアンズの甘酸っぱく上品な香りがふわっと広がっていきます。
しばらくすると、まるで宝石のように透き通った美しいオレンジ色のジャムが完成しました。
少し冷まして味見をしてみると、見た目どおりのフレッシュな酸味と、軽やかな甘さ。
ただ少し味のまとまりに欠けていたので、最後にひとつまみの塩を加えてみたところ……一気に味が引き締まり、私好みの味に!改めて塩の力を実感しました。
完成したアンズジャムは、両親にも味見してもらいました。
「これはリッチな味わいだね」と喜んでくれた父は、アンズジャムが子ども時代の思い出の味だったようで、「懐かしいなぁ」と目を細めていました。

果実感あふれるアンズジャム。すっかり私のお気に入りになりました。
旬のうちにもう一度作って、料理やお菓子作りにも使ってみたいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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