ジャム作りと環境へのやさしさ ― 畑からはじまる小さな循環

コラム

こんにちは!
「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだすみえ)です。
今回は私のジャム作りを通して思うことを皆さんにお伝えしたいと思います。

畑で育てた果物や野菜を、ひとつ残らず大切に味わいたい。
そんな思いから「畑とジャムと。」は生まれました。
今日は、私のジャム作りがどのように環境へのやさしさにつながっているのか、小さな工夫とともにご紹介します。

畑から生まれる小さな循環

わが家の畑では、季節ごとにイチジクやぶどう、柑橘、そしてトマトやナス、オクラ、キュウリ、里芋などが育ちます。
どの子も、種をまき、水をやり、陽の光と風を受け取って育った大切な命。
収穫のたびに「全部おいしく食べてあげたい」と思います。
自然の恵みを無駄にしないことが、環境にやさしい暮らしの第一歩だと感じています。

家の前に広がる畑と里芋の列、暮らしと畑がつながる風景
畑と暮らしが一体となったわが家。自然に寄り添う毎日がここから生まれます。

旬の果実を無駄なく

果物は旬がいちばんのごちそう。
完熟を待つ時間も、台所に満ちる甘い香りも、自然からの贈り物です。
採れたてをそのまま食べるのはもちろん、食べきれない分はジャムにして季節の味を長く楽しみます。
旬に合わせて手を動かすと、無理なく「無駄にしない」習慣が身につきました。

畑の彩り(野菜の恵み)

野菜たちは形も大きさもそれぞれ。
まっすぐでないキュウリや小ぶりのナスも、料理すれば立派な一品です。
畑の彩りをそのまま台所へ運び、煮たり焼いたり漬けたり。
見た目ではなく「おいしさ」で向き合うことで、捨ててしまうはずの命が、毎日の食卓を豊かにしてくれます。


傷ありフルーツも宝物に(食品ロスをおいしさへ)

収穫した果物には、少し傷があったり形がいびつなものもあります。
でもジャム作りにとっては宝物。皮や種をていねいに取り除き、弱火でコトコト。
やさしい甘さと深い香りに生まれ変わります。
「もったいない」を「おいしい」へ。
小さな工夫が、食品ロスを減らす確かな力になります。


保存食は環境にもやさしい(瓶のリユース)

ジャムやシロップにして瓶詰めにすれば、冷蔵庫で眠らせてダメにしてしまう心配が減ります。
しかもガラス瓶は繰り返し使える優れもの。
煮沸消毒ですっきり清潔に保てば、使い捨ての容器やプラスチック包装を減らせます。



畑へ還す(コンポストの小さな循環)

調理で出る皮やヘタは、コンポストへ。
時間をかけて土へ戻し、また次の季節の栄養に。畑→台所→畑という小さな循環を意識すると、ゴミが減るだけでなく、作物の元気も変わってきます。
自然と仲良くする暮らしは、難しそうでいて、実は「戻してあげる」だけのやさしさがあれば簡単にできます。

おわりに ― 小さな瓶からはじめるエコ習慣

ジャム作りは、おいしさと幸せを届けるだけでなく、自然を守る選択にもなります。
体にも地球にもやさしい暮らしを、まずは小さな瓶ひとつから。

朱美恵
朱美恵

あなたのおうちのエコ習慣も、よかったらコメントで教えてくださいね。

枝に実る青いイチジクと大きな葉
畑で育ったイチジク。完熟を待つ時間もまた楽しみのひとつ。

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