手作りジャムの失敗談と解決法〜「畑とジャムと。」流・学びと工夫〜

左がグラニュー糖で作ったイチゴジャムで、右がきび糖で作ったイチゴジャム ジャム作り

こんにちは!「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだすみえ)です。

ジャム作りは「旬の果実をぎゅっと閉じ込められる魔法」ですが、実際に作ってみると失敗もたくさんあります。私も最初はうまくいかないことがありました。今日は、そんな失敗談と、そこから学んだ解決法をまとめてみたいと思います。

🍊 失敗談その1:下処理の大変さに心が折れそうに…

グレープフルーツジャムの下処理

栗や柑橘類は、皮をむいたり薄皮を取ったりと、下処理がとにかく大変!
量が多いと「やっぱりやめようかな…」と弱気になることもありました。

解決法
下処理は面倒でも、一番大切なステップ。ここを丁寧にすると仕上がりが断然違います。コツは「作る量を欲張らない」こと。まずは少量から始めて、気軽に楽しむのがおすすめです。

🍓 失敗談その2:とろみ加減がわからない

最初は「市販のようにしっかり固めなくちゃ!」と固定観念を持っていました。
でも果物によっては、冷めると自然にとろみがつくものもあり、煮詰めすぎて固すぎてしまうことも…。

解決法
とろみの正解は「自分の好み」です。何度か作るうちに、「イチゴは果実感を残したい」「りんごはサッと煮て爽やかに」など、自分の理想が見えてきます。焦げさえしなければ失敗ではなく、むしろ経験値に。

🫙 失敗談その3:カビさせてしまった!

せっかく美味しくできたジャムを、煮沸消毒していない瓶に詰めたり、清潔でないスプーンを使ったりして…カビさせてしまったことも。とてもショックでした。

解決法

  • 瓶は必ず煮沸して清潔に。
  • スプーンも毎回きれいなものを。
  • 早めに食べきれる量だけを作る。

こうした小さな工夫で、美味しい状態を長く楽しめます。

🍬 失敗談その4:色が変わってしまった

きび砂糖でイチゴジャムを作ったら、全体が茶色に…。味は美味しいのに「なぜ?」と驚きました。原因は砂糖の色だったんです。

解決法
「色をいかしたいときは白い砂糖」「コクを出したいときはきび糖」など、仕上がりのイメージに合わせて砂糖を選ぶと、満足度がぐっと上がります。

🌿 失敗から学んだこと

  • 下処理を大切にすると、仕上がりも美味しくなる。
  • 果実の持ち味を引き出すことが一番大切。
  • 砂糖は「保存と旨みを引き出す相棒」。煮詰めすぎず、自然な煮崩れを見ながら仕上げる。

ジャム作りは、野菜や果樹を育てるのと同じで、愛情と手間をかけた分だけ美味しくなります。

🍯 ジャム作り初心者が気をつけたいトップ3

1.衛生管理をしっかり

  • 瓶は必ず煮沸消毒
  • スプーンは清潔なものを使用
    👉 せっかくのジャムをカビさせないために、一番大事なポイントです。

2. 作る量は「食べきれる分」から

  • 初めから大量に作ると下処理で疲れてしまいます。
  • 少量なら気軽に楽しめて、失敗してもダメージが小さい。
    👉 「美味しいパンを買ったから、この分だけ作ろう」くらいがちょうどいいです。

3. とろみは「自分の好み」でOK

  • 市販のように固めなくても大丈夫。
  • 冷めると自然にとろみが出る果物もあります。
    👉 固まりすぎても緩すぎても、味は美味しいので安心して大丈夫です。

💌 読者へのメッセージ

ジャム作りは失敗も多いですが、焦げつきさえなければ大抵は美味しくできます。
「美味しいパンを買ったから、明日は手作りジャムを作ろう」──そんな軽い気持ちで挑戦してみてください。冷凍フルーツを使っても十分美味しいですよ。

大切なのは、自分の感覚を信じて「自分好みのジャム」を見つけていくこと。失敗も経験のひとつ、ぜひ楽しんで作ってみてくださいね。

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