こんにちは!「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだすみえ)です。
ジャムといえば「トーストに塗るもの」というイメージが強い日本。
でも世界に目を向けると、ジャムはもっと自由で幅広い楽しみ方をされています。
この記事では、フランス・イギリス・北欧・アメリカのジャム文化と日本との違いをご紹介。
「え?こんな使い方もあるの?」と驚きながら、明日からの食卓がちょっと楽しくなるヒントを見つけてみませんか?
海外のジャム文化
フランス|ワインやチーズと一緒に楽しむ「コンフィチュール」
フランスではジャムは「コンフィチュール」と呼ばれ、自然な甘さが特徴です。
クロワッサンだけでなく、チーズやワインと合わせて楽しむのが一般的。
甘いデザートというよりも、「料理やお酒を引き立てる一品」として親しまれています。

イギリス|スコーンに欠かせないジャムと紅茶文化
ティータイムに欠かせないのが、スコーン+ジャム+クロテッドクリーム。
「クリームティー」と呼ばれるこの習慣は、地方ごとに“ジャムを先に塗るか、クリームを先にのせるか”で盛り上がるほど。
ジャムは紅茶文化の象徴として、日常にしっかり根付いています。

北欧|自然のベリーを料理に添える習慣
スウェーデンやフィンランドでは、森で採れるベリーが豊富。
リンゴンベリーやブルーベリーのジャムは、パンだけでなくお肉料理や煮込みの付け合わせとしても登場します。
酸味と甘味のバランスが、料理全体を引き締める役割を果たしています。

アメリカ|家庭の味「ピーナツバター&ジェリーサンド」
アメリカでジャムといえば「ジェリー」。
子どもの定番ランチ「ピーナツバター&ジェリーサンドイッチ」はまさに家庭の味です。
朝食だけでなく、忙しい日常のエネルギー源としても活躍しています。

日本のジャム文化
戦後から広がった「朝食の定番」
日本では戦後、パン食の普及とともに「トースト+ジャム」というスタイルが定着しました。
昭和から令和まで続く、家庭の“朝ごはんの風景”の一部となっています。
贈り物や手作りで再注目
最近は健康志向や手作りブームもあり、「無添加」「果物たっぷり」のジャムが人気。
百貨店のギフトコーナーや道の駅のジャムは、ちょっとした贈り物としても喜ばれています。
今では保存食から「暮らしを彩るアイテム」へと変化しています。
海外と日本の違いを比べてみる
食卓での使い方
- 海外:料理やおもてなしに幅広く活用
- 日本:朝食やおやつが中心
果物との関わり方
・海外:野生のベリーや地元フルーツを気軽に使う
・日本:輸入フルーツも多く、「特別感」が強い
文化背景
- 海外:紅茶やワイン、チーズ文化とセットで発展
- 日本:ご飯文化が主流だったため、パンと一緒に普及
日常に取り入れるヒント
チーズやお肉と合わせてみる
塩気のあるチーズやお肉料理にジャムを添えると、一気に海外風の味わいに。
お茶の時間にジャムを添える
紅茶と一緒にスコーンやビスケットにジャムをのせれば、自宅がティールームに早変わり。
季節のフルーツを丸ごと楽しむ
旬の果物でジャムを作れば、季節感を味わえる贅沢に。
まとめ
ジャムは世界中で愛される食文化ですが、国ごとに楽しみ方はさまざま。
日本では「朝食のお供」のイメージが強いけれど、海外の使い方をヒントにすればもっと自由に取り入れられます。
「畑とジャムと。」では、旬のフルーツをたっぷり使った体にやさしいジャムをご紹介しています。
食卓に新しい風を取り入れて、毎日のごはんやおやつをもっと楽しくしてみませんか?
✨ 予告!
次回は実践レシピ編です。お楽しみに♪


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