煮沸と脱気の仕方

ジャム作り
水を貼った鍋の中に瓶と蓋が入っています



こんにちは。「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだすみえ)です。

今日は、保存瓶でジャムなどを保存するときに欠かせない『煮沸と脱気』のやり方をご紹介します。

「煮沸消毒?脱気って何?」という方にも、分かりやすく丁寧に解説していきますね。



そもそも「煮沸」と「脱気」って?
煮沸消毒とは、瓶や蓋を熱湯でしっかり殺菌すること。
脱気とは、瓶に詰めた中身の中の空気を抜いて、真空に近い状態にして保存性を高める作業です。

どちらも、手作りジャムやシロップを安心して長く楽しむためにとても大切な作業です。


🫙煮沸消毒のやり方
① 鍋に瓶と蓋を入れる
瓶がすっぽり入る大きめの鍋を用意し、瓶と蓋を入れます。瓶は立てたままでOK。割れ防止のため、鍋底にふきんを敷くと安心です。

② 水から加熱して沸騰させる
瓶がしっかりかぶるくらい水を入れて火にかけ、沸騰したら10分ほど煮沸します。

③ 清潔な布の上に取り出して乾かす
瓶をトングなどでそっと取り出し、清潔なふきんやキッチンペーパーの上に伏せて乾かします。

※乾かしている間にジャムなどの中身を用意すると効率的です。


🍓脱気のやり方(ジャムなどを瓶詰めする時)
① 瓶にジャムを詰める
ジャムは熱いうちに8〜9分目までしっかり詰めます。瓶の縁にジャムがつかないよう注意します。

② しっかり蓋をする
清潔な布で瓶の口を拭き、すぐに蓋をします。やけどに注意!

③ もう一度、瓶ごと煮沸する(脱気)
再び鍋に瓶を並べ、水を注いで瓶がかぶるようにして火にかけます。
沸騰してから5〜10分ほど煮ます。瓶の中の空気が抜けていきます。

④ 取り出して自然に冷ます
脱気後、瓶をそっと取り出し、清潔なふきんの上で逆さまにして自然に冷まします。

⑤ 蓋がぺこんと凹んでいれば成功!
脱気がうまくいくと、冷めたあとに蓋の中央が「ぺこっ」と凹みます。これが真空状態のサインです。


🎁ポイントまとめ
煮沸前に瓶のヒビや汚れがないかチェックする

脱気の時はジャムを冷まさず熱いうちに瓶詰めする

火傷と瓶の割れにはくれぐれも注意!


最後に
ひと手間かけて煮沸と脱気をすることで、安心・安全でおいしいジャムの保存ができます。
はじめは少し緊張するかもしれませんが、慣れてしまえばとっても簡単です。

ぜひ、皆さんもジャムづくりの際にチャレンジしてみてくださいね😊

瓶詰めされたアンズ、プルーン、ルバーブ、グレープフルーツのジャム瓶がきれいに並んでいます。


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