こんにちは!「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだすみえ)です。
「ジャムは太る?」──答えは量と工夫次第。市販と手作りの違い、そして罪悪感なく楽しむアイデアを“プロ視点でやさしく”まとめました。
ジャムのカロリーが気になるあなたへ
確かにジャムは砂糖を使いますが、使う量・果物の甘さ・食べ方で満足感は大きく変わります。ここでは、市販と手作りの違い、そして今日からできるコツをご紹介します。
ジャムのカロリーの目安
- 市販のジャム(大さじ1=約20g)… 約40〜55kcal
- 手作りジャム(大さじ1=約20g)… 約30〜45kcal(砂糖控えめレシピの場合)
市販は保存性のため砂糖比率が高め。手作りは果物の完熟度や砂糖量を調整できるぶん、カロリーを抑えやすいのが特長です。
かんたん計算式(目安)
大さじ1(20g)のカロリー ≒ 糖分量(g)× 4kcal + 果実由来分(数kcal)。
糖分量はレシピの砂糖量と果物の糖分で変わります。厳密でなくてOK、「控えめに作るほど下がる」くらいの感覚で。
砂糖割合別の早見表(大さじ1=20g)
手作りの加糖割合の目安 | カロリーの目安 | コメント |
---|---|---|
砂糖60%(長期保存向け) | 約50〜55kcal | しっかり甘く日持ち◎ |
砂糖50% | 約43〜48kcal | 甘さと保存のバランス |
砂糖45% | 約40〜45kcal | 冷蔵保存が前提 |
砂糖40% | 約36〜40kcal | 小瓶&早めに食べ切り |
砂糖35% | 約33〜36kcal | 短期で楽しむ“フレッシュ派” |
※果物の種類・煮詰め加減で前後します(ベリー類や柑橘は酸が強く砂糖多めになりがち)。
ジャムのカロリーを左右する3つのポイント
- 砂糖の量:きび砂糖・てんさい糖でもカロリー自体はほぼ同じ(約4kcal/g)。ただし風味や満足感が増すので少量で満足しやすくなります。
- フルーツの糖度:完熟マンゴー・ぶどう等は砂糖控えめでOK。酸の強いベリー・柑橘はやや多めに。
- 作り方:短時間でサッと煮る低糖レシピはカロリー控えめ。保存性は下がるため冷蔵・小瓶で管理します。
市販ジャムと手作りの違い
- 市販:規格上、糖度が高く甘さ&保存性が安定。反面1杯当たりのカロリーはやや高め。
- 手作り:完熟果を活用して砂糖を調整でき、自分の好みと生活に合わせやすいのが魅力。
罪悪感なく楽しむコツ(すぐ使える具体策)
- 量の工夫:パンに厚塗りではなく、小さじ2(約10g)を“点”で。まずは計量スプーンで1週間。
- 食べ合わせ:
- 無糖ヨーグルト+少量のジャム … たんぱく質&発酵で満足感UP
- 全粒パン+ジャム+砕いたナッツ … 食物繊維と脂質で腹持ち◎
- 紅茶に小さじ1のジャム … 砂糖代わりに香りも楽しめる
- フルーツ選び:完熟果なら砂糖控えめでも美味。見切り品はジャム向き。
- 作り置きは小瓶で:低糖仕立ては冷蔵2週間目安。開封後は清潔なスプーンで。
まとめ:ジャムは「量」と「工夫」で味方になる
- 市販は甘さ安定=カロリーやや高め。
- 手作りは完熟果×砂糖調整で大さじ1あたり約30〜45kcalも可能。
- 厚塗り→“ちょこんと添える”へ。ヨーグルト・ナッツと合わせて満足感を。
次回は「ジャムの健康的な食べ方・アレンジ」を具体レシピでご紹介します。朝食・おやつ・料理まで広がりますよ。
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