柑橘ジャムが、なぜ体にやさしいのか― 冬の果実を、ゆっくり味わうということ ―

季節の果物

こんにちは。
「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだ すみえ)です。

冬になると、
体が少し重たく感じたり、
疲れが抜けにくくなったりしませんか?

そんな季節に、
私は自然と、柑橘のジャムを作りたくなります。

それは「保存のため」だけではなく、
体が、やさしい甘さを求めていると感じるからです。

冬の体は、思っている以上に疲れています

寒さ、乾燥、日照時間の短さ。
冬は、知らず知らずのうちに体に負担がかかる季節です。

食欲はあるのに、
消化が追いつかない。
甘いものは欲しいけれど、
食べすぎると、なんだかだるい。

そんなとき、
果物を“そのまま”食べるのがつらい日もあります。

ジャムは、果物を「消化しやすくする」知恵

果物を加熱して、
砂糖を加えて、ゆっくり煮る。

一見、シンプルな作業ですが、
これは昔から続く、とても理にかなった方法です。

・繊維がやわらかくなる
・香りが引き立つ
・少量で満足できる

ジャムは、
果物を体に取り込みやすい形にしてくれる保存食なのだと思います。

柑橘の皮にこそ、やさしさがある

柑橘ジャムの魅力は、
果肉だけでなく、皮も一緒に使えること。

皮には、
香り成分や、体を整える働きがあると言われています。

細かく刻んで、
時間をかけて煮ていくと、
とげとげしていた香りが、
やさしく丸くなっていきます。

この変化が、私はとても好きです。

甘さを「足す」のではなく、「引き出す」

「畑とジャムと。」のジャムは、
甘さを足すというより、
果物がもともと持っている甘さを引き出すことを大切にしています。

旬の柑橘は、
寒さの中で、しっかり糖分を蓄えています。

だから、
たくさんの砂糖は必要ありません。

ゆっくり火にかけて、
果物の声を聞くように煮ていくと、
自然と、やさしい甘さに仕上がります。

少しのジャムで、心と体が整う

パンにたっぷり塗らなくても、
スプーンひとさじで十分。

ヨーグルトに添えたり、
お湯で割って、ホットドリンクにしたり。

それだけで、
体の中から、ふっと力が抜けるような気がします。

ジャムは、
「たくさん食べるもの」ではなく、
ゆっくり味わうものなのかもしれません。

さいごに

柑橘ジャムは、
冬の果実を、
時間をかけて、やさしく閉じ込めたもの。

忙しい日々の中で、
ほんの少し、立ち止まるきっかけをくれる存在です。

体にやさしいものは、
きっと、心にもやさしい。

私は、そう思いながら、
今日もジャムを煮ています。

次回は、
「今、人気の柑橘フルーツ」についてお話しします。
昔ながらの柑橘と、最近よく見かける柑橘を比べながら、
選ぶ楽しさをお届けできたらと思います。

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