世界のジャムフルーツ図鑑|日本では珍しいけど海外で定番の果物たち

ジャムの楽しみ方

こんにちは!「畑とジャムと。」の内田朱美恵です。
ジャムといえば「いちごジャム」や「マーマレード」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
でも世界に目を向けると、ジャムに使われる果物はとても多様。
国や地域によって「定番」とされるフルーツは意外と違います。

今回は、日本ではあまり馴染みがないけれど海外ではポピュラーなジャムフルーツをご紹介します。
私自身が実際に作ってみた体験談も交えながら、「ジャムの世界旅行」を楽しんでいただけたら嬉しいです。

日本でおなじみのジャムフルーツ

いちごジャム|世界共通の人気者

世界中で愛されているいちごジャム。
甘酸っぱく鮮やかな赤色は、パンやヨーグルト、ケーキやクッキーにも使われ、世代を超えて親しまれています。

マーマレード|イギリス発祥の柑橘ジャム

マーマレードはイギリスの朝食文化と深く結びついた存在。
トーストや紅茶と合わせて楽しまれ、柑橘のほろ苦さが大人の味わいを演出します。

こんがりトーストされたパンにマーマレードジャムをぬって、紅茶と食べます。

海外では定番!日本では珍しいジャムフルーツ

桑の実(マルベリー)|東欧や中東で人気

日本ではあまり見かけなくなりましたが、東欧や中東では定番のジャム素材。
甘みが強く濃厚で、深い色合いのジャムに仕上がります。

木になるマルベリー                          マルベリージャム

ルバーブ|フランスやスイスの春の定番

赤い茎が特徴的なルバーブは、ヨーロッパでは春のジャムに欠かせません。
酸味が強く、いちごと合わせるのも人気。

私もルバーブジャムを作ったことがありますが、あの独特の酸っぱさがクセになるんです。
👉 作ったときの記録はこちら:[ルバーブジャムの記事リンク]

グーズベリー・カラント|イギリスや北欧で愛されるベリー

グーズベリー(西洋スグリ)やカラント(フサスグリ)は酸味が強いベリー。
ジャムやソースにして肉料理と合わせると絶妙の相性です。
日本ではなかなか手に入りませんが、イギリスや北欧では昔から家庭の定番。

グーズベリー(西洋スグリ)                        カラント(フサスグリ)

クランベリー|アメリカの食卓に欠かせない

アメリカでは感謝祭の七面鳥にクランベリーソースを添えるのが定番。
ジャムにしても鮮やかな赤色と爽やかな酸味が楽しめます。

七面鳥をクランベリーソースで

中東・アジアならではのジャム素材

デーツやイチジク

乾燥果物が豊富な中東では、デーツやイチジクのジャムが定番。
自然な甘さで、エネルギー補給にもぴったりです。

人参ジャム

トルコや中東でよく食べられる人参ジャム。
オレンジやシナモンと一緒に煮て、甘さと香りを引き立てます。

ニンジンジャム

日本独自のジャム素材

柚子

日本らしい香りを生かしたジャムの代表格。
私も柚子ジャムを作ったことがありますが、キッチンいっぱいに広がる爽やかな香りに癒されました。
お湯で割れば柚子茶に、パンに塗れば朝が華やかに――まさに「和のごちそうジャム」です。

かりん

のど飴やシロップで馴染み深いかりん。
そのまま食べにくい果物ですが、ジャムにすると香り高く、冬の定番にぴったりです。

すもも

初夏に出回るすももは、鮮やかな色と甘酸っぱさが魅力。
ジャムにすると目にも鮮やかで、ヨーグルトに合わせれば暑い季節にぴったりです。

まとめ|ジャムは世界の食文化を映す鏡

世界のジャムフルーツを見ていくと、その土地の暮らしや風土が反映されていることがわかります。
ヨーロッパでは森のベリー類、アメリカではクランベリー、日本では柚子やかりん――。
どの国でも「身近な果物を無駄なく、美味しく楽しむ工夫」からジャム文化が生まれています。

私がルバーブや柚子でジャムを作ったときも、「旬を逃さず、美味しく残しておきたい」という気持ちが一番にありました。
「畑とジャムと。」でも、そんな気持ちを込めて旬のフルーツを使ったジャムをお届けしています。

もしスーパーや道の駅で珍しい果物を見かけたら、
「ジャムにしてみようかな?」と考えてみてください。
きっと食卓が、ちょっと特別で楽しいものに変わりますよ。

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