🍓 ジャム実験シリーズ 第3回 砂糖の量を変えてジャムを作ってみた!【高糖度 vs 低糖度】

ジャム作り

こんにちは!「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだすみえ)です。

はじめに

ジャム作りでいつも悩むのが「砂糖の量」。
「甘さ控えめにしたいけど、日持ちは大丈夫?」「砂糖を減らしたらちゃんとジャムになるの?」と気になったことはありませんか?

そこで今回は同じ「冷凍ミックスベリー」を使い、
砂糖を多めに入れた高糖度ジャム砂糖を控えめにした低糖度ジャム を作って比べてみました。

実験条件

  • フルーツ:冷凍ミックスベリー 60g
  • 砂糖の量:
     高糖度ジャム → フルーツの60%(36g)
     低糖度ジャム → フルーツの20%(12g)
  • 砂糖の種類:グラニュー糖(色を比較しやすいため)
  • 作り方:
    1. 冷凍ベリーを鍋に入れ、砂糖を加えて10分置く
    2. 弱火で5〜6分煮る
    3. 出来上がりを比較

👉 条件を同じにして、「砂糖の量」だけを変えました。

高糖度と低糖度ジャムの砂糖の量を準備して比較
準備した砂糖の量の違い

実験中の様子

ぐつぐつ煮えていくベリーたち。
砂糖の量によって水分の出方や煮詰まり方が違います。

ベリーを砂糖と一緒に煮詰めている様子
ベリーを煮ている様子

実験結果

高糖度ジャム(砂糖60%)

  • :透明感ある赤紫色、保存性が高そうな見た目
  • :甘さが強く、酸味がマイルド。バランスが良く、みんなが好きな味
  • とろみ:しっかり濃厚で、パンに塗っても流れにくい
  • 保存性:糖度が高いため、冷蔵で1〜2週間ほど保存可能

👉 「昔ながらのしっかり甘いジャム」。ヨーグルトに少量入れるだけで大満足。

低糖度ジャム(砂糖20%)

  • :少し濁り気味な赤紫色で鮮やかさは控えめ
  • :フルーツの酸味が際立ち、さっぱり。甘いものが苦手な方に好まれる
  • とろみ:緩めでさらっとしており、シロップっぽい
  • 保存性:砂糖が少ないので日持ちは短め(冷蔵で2〜3日以内が安心)

👉 「フルーツソースのような軽やかさ」。パンケーキやアイスにかけると相性抜群。

実食してみました

パンにのせて食べ比べると…
高糖度は濃厚でリッチ、低糖度は爽やかで軽やか。

ヨーグルトに合わせると…
高糖度は少量でもしっかり味が決まり、低糖度はさっぱりデザート感覚で楽しめました。

比較まとめ表

種類色の仕上がり味の印象とろみ保存性
高糖度(砂糖60%)鮮やか透明甘くて濃厚しっかり約1〜2週間
低糖度(砂糖20%)やや濁り酸味強めゆるい約2〜3日

感想とおすすめ

砂糖の量を変えるだけで、ジャムの個性が大きく変わることがわかりました。

  • 長く保存したい、しっかり甘いジャムを楽しみたい → 高糖度
  • フルーツ本来の酸味を活かして、軽く楽しみたい → 低糖度

👉 「毎日食べる用」は低糖度でフレッシュに、
👉 「保存しておきたい贈り物用」は高糖度で、使い分けるのもおすすめです。

補足

高糖度と低糖度では、出来上がりの量にも差が出ました。
砂糖が多いとフルーツからしっかり水分が出て、砂糖と果実が自然に馴染むことでマイルドな味わい&きれいな色合いに仕上がります。

次回予告

次回は…
「同じフルーツ、違う調理法でジャムを作ってみた!【長時間煮 vs サッと煮】」
同じ砂糖量でも、煮方でどんな違いが出るのかを比較します。どうぞお楽しみに!

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