こんにちは!「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだすみえ)です。
前回の記事では、海外と日本のジャム文化の違いをご紹介しました。
今回はその続編として、実際に「海外風のジャムの食べ方」を私が作ってみました!
どれも難しくなく、身近な材料で楽しめるレシピばかり。
ぜひご家庭でも試してみてくださいね。
フランス|ワインとチーズとコンフィチュール
フランスではジャム(コンフィチュール)はワインやチーズのお供として親しまれています。
今回はルバーブとアンズのジャムを使って、簡単にフランス風のおつまみを作ってみました。
材料(2人分)
・カマンベールチーズ(またはブリー) … 100g程度
・バゲット … 適量
・ルバーブジャム … 大さじ2
・アンズジャム … 大さじ2
・白ワイン(お好みで) … 適量
作り方
1.バゲットを薄くスライスして軽くトーストする。
2.チーズを食べやすく切る。
3.ルバーブジャムやアンズジャムを小皿に添える。
4.チーズ+バゲット+ジャムを一緒に口へ。ワインと合わせれば大人の贅沢タイムに。

イギリス|スコーンとストロベリージャム
イギリスといえばアフタヌーンティー。
ジャムとクロテッドクリームをのせたスコーンは、紅茶好きにはたまらない一品です。
材料(8個分)
・薄力粉 … 200g
・ベーキングパウダー … 小さじ2
・砂糖 … 大さじ2
・バター … 50g
・牛乳 … 100ml前後
・いちごジャム … 適量
・生クリーム(ホイップしたもの) … 適量
作り方
- ボウルに粉類と砂糖を入れ、バターを小さく切って指先でそぼろ状にする。
- 牛乳を少しずつ加え、ひとまとめにして2cm厚さにのばし型で抜く。
- 200℃に予熱したオーブンで12〜15分焼く。
- 焼きたてにホイップクリームといちごジャムをのせて、紅茶と一緒にどうぞ。


北欧|牛肉とベリージャムのマリアージュ
北欧では、ベリージャムをお肉料理に添えるのが定番です。
特にスウェーデンのミートボールとリンゴンベリージャムの組み合わせは有名ですが、ステーキにもよく合います。
材料(2人分)
- 牛ステーキ肉 … 2枚(200g程度)
- 塩・こしょう … 少々
- サラダ油 … 小さじ1
- ブルーベリージャム(またはプルーンジャム) … 大さじ2
作り方
- 牛肉に塩こしょうを振り、焼く前に常温に戻す。
- フライパンに油を熱し、牛肉をお好みの焼き加減で焼く。
- 皿に盛り、仕上げにブルーベリージャムを添える。
- サラダやマッシュポテトを付け合わせれば、北欧風ディナーに。

私の感想
シンプルに焼いただけの牛肉が、ブルーベリージャムを添えるだけで驚くほど華やかな味わいに。
お肉の旨味とジャムの酸味が合わさって、後味が軽やか。赤ワインにもよく合いました。
「お肉に甘いジャム?」と最初は少し不安でしたが、食べてみるとクセになる新しい美味しさでした。
アメリカ|ピーナツバター&ジェリーサンド
アメリカの家庭で親しまれているのが「PB&Jサンド(ピーナツバター&ジェリーサンド)」。
ブルーベリージャムと粒ありピーナツバターを使えば、本場の味わいに近づきます。
材料(2人分)
- 食パン(サンドイッチ用) … 4枚
- ピーナツバター(粒あり・無糖がおすすめ) … 大さじ4
- ブルーベリージャム … 大さじ4
作り方
- 食パン2枚にピーナツバターを塗る。
- もう2枚にブルーベリージャムを塗る。
- ピーナツバター側とジャム側を合わせてサンドにする。
- 食べやすい大きさに切って出来上がり。忙しい朝のエネルギーチャージに。

まとめ
世界には国ごとに個性豊かなジャム文化があります。
フランスの「ワインとチーズ」、イギリスの「スコーンと紅茶」、北欧のお肉料理との組み合わせ、そしてアメリカの「PB&Jサンド」。
今回実際に作ってみて感じたのは――
**「ジャムはトーストだけじゃない!」**ということ。
ジャムをひとさじ添えるだけで、料理やティータイムが一気に海外風に変わり、食卓がちょっと特別になります。
おすすめアレンジ(応用編)
- 季節のジャムで自由にアレンジ
春はいちご、夏は桃やすもも、秋はいちじく、冬はりんごや柑橘がおすすめ。 - ディナーのおもてなしに
牛肉にジャムを添えるだけで“ごちそう感”がアップ。ワインと合わせて特別な食卓に。 - お茶の時間を贅沢に
スコーンにジャムをのせると、自宅が英国風サロンに早変わり。友人を招いてのおもてなしにも。
結び
ジャムは保存食としてだけでなく、食卓を華やかにする「小さな魔法」のような存在です。
ぜひ、ご自身の暮らしにも海外の楽しみ方を取り入れてみてください。
「畑とジャムと。」のジャムも、そんなひとときをお手伝いできたら嬉しいです。
✨ 予告!
次回は「世界のジャムフルーツ図鑑」をご紹介します。お楽しみに♪
コメント