こんにちは!「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだ すみえ)です。
皆さん、お元気ですか?
気づけば秋も深まり、少し冬のにおいまで感じられる季節になりましたね。
先日、立派な渋柿をたくさんいただきました。
両親が柿好きなので柿は身近なフルーツですが、我が家で普段食べるのは甘柿。
渋柿を扱うのはとても新鮮な体験でした。
知識のあまりない私でも、
「渋柿は干し柿にすれば美味しい」「渋を抜けば食べられる」
ということは知っていましたので、せっかくの機会に渋抜きにチャレンジしてみることにしました!
■ 下準備



こぶし大ほどの立派な渋柿をいただき、まずはきれいに洗ってヘタを整えました。
水気をしっかり拭いて乾かしたら、渋抜きの準備開始です。



スーパーでもらった段ボール箱にビニール袋を敷き、
ヘタ部分に焼酎(ホワイトリカー使用)をたっぷりとつけた渋柿を並べていきます。
用意した15個すべてに焼酎をつけ、さらに焼酎をしみ込ませた新聞紙で全体を覆いました。
アルコールは蒸発しやすいため、乾かないように密閉して、
直射日光の当たらない場所で常温保存。
1週間ほどで渋が抜けるというので、楽しみに待つことにしました。


■ 1週間後



1週間が経ったので、いよいよ試食!
焼酎の香りはまだほんのり残っていましたが、見た目はほとんど変わらず、傷んだものもありません。
ひとつ皮をむいてみると、実が少し柔らかくなっている気がしました。
恐る恐る食べてみると……
ビックリ!渋がきれいに抜けて、甘くて柔らかい柿に大変身!
渋抜きした柿は高級品なのでは?と思うほど甘味が増していて、とても美味しく仕上がりました。
時間はかかりますが、思ったより手間がかからないので、また機会があれば挑戦してみたいと思います。
■ 余談
柿好きの母は、渋柿をもらったと知るとすぐに干し柿作りを始めました。
冬に食べる干し柿って、ちょっとした贅沢品ですよね。
でも、我が家では子どもの頃からとても身近な存在でした。
市販の干し柿のお値段を見るたびに驚いたことも何度もあります(笑)
今回いただいた渋柿はとても大きかったので、下準備に少し手間がかかりましたが、
器用な母が丁寧に紐をかけて干してくれました。
2週間ほどで半分くらいの大きさにしぼんだ干し柿。
季節と冬風がじっくり育ててくれた今年の干し柿も、無事に美味しく仕上がりました。


■ 最後に
渋柿を甘くして食べようとする、日本人の昔ながらの知恵に改めて感動しました。
「甘柿もあるのに、渋柿をわざわざ食べる必要ってあるの?」
そんなふうに思ったこともありますが、
手間をかけて甘くした柿を味わってしまうと、その魅力の虜になってしまいます。
子どもの頃から身近にあった、季節を大切にする伝統的な食べ方。
効率的ではありませんが、ゆっくりと時間をかけて仕上がっていく美味しさには、
ちょっとした“手間の美学”がつまっている気がしました。
今回の渋柿仕事のおかげで、改めて季節を楽しむ食の豊かさを感じられた体験でした!


コメント