こんにちは。「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだすみえ)です。
畑から運んできた野菜や果物を台所に並べると、そこから私の暮らしの物語がもう一度始まります。
泥を落とし、皮をむき、切り分け、鍋で煮込む――。
そんなひとときを支えてくれるのが、Staubの鍋と包丁。私にとって、安心できる頼もしい相棒です。
Staubの鍋との出会い
最初にStaubの19cmの鍋を手にしたのは、自分のためではなく母の誕生日のプレゼントでした。
「ずっと欲しかった」という気持ちもあり、実際に母が使ってみて「煮物もご飯も本当に美味しくできるのよ」と話してくれたとき、私は「やっぱり自分もほしい」と思い、同じ19cmを選びました。
Staubの魅力は、煮物や炊飯はもちろん、無水調理までできる万能さ。
そして、選んだ色は黒とグレー。グリーンなど色物も心惹かれましたが、キッチンに出しておいても部屋になじみ、まるでインテリアの一部のように佇んでくれる落ち着いた色合いを選びました。
鍋を火にかけると、畑の野菜や果物がしっとりと旨みを閉じ込め、ジャムを煮詰めると部屋中が幸せな香りで満たされます。
包丁の物語
私の包丁には、20年近くの思い出があります。
大学時代に友人が誕生日に贈ってくれた大きめの包丁は、今でも大切に使っている相棒。
もうひとつ、ラパーゼのペティナイフは持ち手にオリーブの木が使われていて、一目惚れして選びました。
木のぬくもりが手にしっくりなじみ、果物や野菜を切るたびに「やっぱりこの包丁が好きだな」と思います。
刃がよく切れると、食材が一層きれいに見えて、そのままお皿に並べるだけでも十分にごちそうに感じられるのです。
道具と共に年を重ねる
Staubの鍋も包丁も、ただの調理器具ではありません。
一緒に年を重ねていきたい、大切な相棒です。
少し手間がかかっても、自分の手で扱い、丁寧に使い込んでいくことに味わいを感じます。
これは畑やジャム作りとも通じています。
「育ったものを最後までおいしくいただきたい」という思いと、「道具を大切に長く使いたい」という思いは、同じ根っこからつながっているのだと思います。
おわりに
私にとって道具は「安心、ほっとする、頼りになる相棒」。
Staubの鍋と包丁は、毎日の台所仕事を「作業」ではなく「暮らしの楽しみ」に変えてくれる存在です。
これから先も、かごやフライパンなど、一生ものとして育てていきたい道具があります。
暮らしの道具とともに年を重ねていくことは、私にとって何よりの豊かさです。
畑で育てた果物をジャムにするように、ものも最後まで大切にしたい。
そんな小さな積み重ねが、私の暮らしをやさしく豊かにしてくれるのです。


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