皮まで使う、柑橘の楽しみ方― 捨ててしまう前に、できること ―

季節の果物

こんにちは。
「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだ すみえ)です。

柑橘をむいたとき、
テーブルの上に残る皮の山を見て、
「これ、何かに使えたらいいのにな」と思ったことはありませんか?

実は柑橘は、
果肉だけでなく、皮や白いわた、種まで、
すべてに役割とおいしさがあります。

今日は、わが家でいつもしている
“捨てない柑橘の楽しみ方”をご紹介します。

香りを楽しむ、皮の使い道

レモンや柚子の皮は、
むいた瞬間に広がる香りが一番のごちそう。

細かく刻んで冷凍しておくと、
お料理やお菓子、紅茶に少しずつ使えてとても便利です。

私は、
サラダやおひたしに少しふりかけたり、
ヨーグルトに混ぜたりしています。

ほんのひとつまみで、
台所がふっと明るくなる気がします。

皮を甘くする、柑橘ピール

皮が厚めのオレンジや文旦、八朔は、
砂糖で煮てピールにすると、
おやつやお茶請けになります。

ほろ苦さと甘さが合わさった味は、
大人のための柑橘菓子。

時間はかかりますが、
鍋の中で皮が少しずつ透き通っていく様子を見るのも、
私はとても好きな時間です。

白いわたも、やさしい食材

みかんやオレンジの白い筋。
つい取り除きたくなりますが、
実は体にやさしい成分がたくさん含まれています。

そのまま食べてもいいですし、
ジャムにすれば自然と溶け込んでくれます。

「少し不格好」な部分ほど、
実は、いちばん大切な役割をしているのかもしれません。

種や皮で、台所の香りづくり

使い終わった柚子の皮や種を、
鍋で軽く煮出すと、
とてもやさしい香りの蒸気が立ち上ります。

キッチンの空気がすっきりして、
まるで冬の森の中にいるような気分になります。

食べられない部分も、
暮らしを豊かにしてくれる存在です。

さいごに

果物は、
「きれいな部分」だけが価値なのではなく、
そのすべてが、太陽と雨と土の中で育った命。

少しだけ手をかけてあげると、
捨ててしまうはずだったものが、
また別のおいしさや香りに生まれ変わります。

それは、
自然とつながる小さな時間なのだと、私は思っています。

次回は、
「我が家の柑橘たち」をお届けします。
庭や畑で育てている、わが家の冬の果物のお話です。

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