🫐 ジャム実験シリーズ 第1回 砂糖の種類でジャムを作ってみた!【グラニュー糖・白砂糖・きび砂糖・三温糖・てんさい糖】

ジャム作り

こんにちは!「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだすみえ)です。

はじめに

ジャム作りに欠かせない「砂糖」。
でも、こんな疑問を持ったことはありませんか?

「グラニュー糖と白砂糖って何が違うの?」

「きび砂糖や三温糖で作ったら美味しいの?」

そこで今回は、同じ条件で砂糖だけを変えてジャムを作り、色・香り・甘さ・とろみを比較してみました。
使ったフルーツはスーパーで手に入りやすい「冷凍ミックスベリー」。
少量ずつ試せるので、ご家庭でも簡単に実験できますよ。

🔬 実験条件

・フルーツ:冷凍ミックスベリー 60g

・砂糖の種類:グラニュー糖・白砂糖・三温糖・きび砂糖・てんさい糖

・砂糖の量:フルーツの40%(=24g)

・作り方:
1.冷凍ベリーを小鍋に入れる
2.砂糖を加えて10分置き、果汁を引き出す
3.弱火で5〜6分煮る
4.アクを軽く取って完成

👉 すべて同じ条件で仕上げ、色・香り・甘さ・とろみを比較しました。

🍯 実験結果

グラニュー糖

  • 色:深い赤紫色
  • 香り:フルーツそのものの香りが引き立つ
  • 甘さ:しっかり甘さがあり、バランスの良い味わい
  • とろみ:しっかりとしたとろみ、パンにのせやすい

👉 色鮮やかに仕上げたい時に最適。特にイチゴやラズベリーにおすすめ。

白砂糖

  • 色:深い赤紫色(グラニュー糖より赤が強め)
  • 香り:クセがなく無難
  • 甘さ:しっかりした甘さ
  • とろみ:透明感があり、とろみは弱めでさらっと

👉 オールマイティーで失敗が少ない。普段使いに最適。

三温糖

  • 色:最も濃い赤紫色
  • 香り:コクと香ばしさが強く、ベリーの香りは弱め
  • 甘さ:深みのある甘さとコク
  • とろみ:しっかりとしたとろみ

👉 甘さが主張するので、紅茶やスイーツと好相性。保存性も高め。

きび砂糖

  • 色:深い赤紫色
  • 香り:コクとまろやかさあり
  • 甘さ:やや控えめ
  • とろみ:バランスが良く、パンやヨーグルトに使いやすい

👉 ベリーの酸味が和らぎ、まろやかな大人味。チーズにも合う。

てんさい糖

  • 色:深い赤紫色
  • 香り:自然な風味でベリーの香りも残る
  • 甘さ:しっかり甘いが、後味はすっきり
  • とろみ:バランスが良く、パンやヨーグルトどちらにも◎

👉 幅広い年齢層におすすめ。小さなお子様にも安心。

砂糖の種類で作ったジャムをパンに塗って食べ比べた様子

📊 比較まとめ表(簡易)

砂糖色の仕上がり甘さの印象向いている食べ方
グラニュー糖深い赤紫バランス型フルーツ本来の色を楽しみたい時
白砂糖赤紫ベーシック型オールラウンダー
三温糖濃い赤紫コク深い紅茶やスイーツに
きび砂糖深い赤紫甘さ控えめチーズやパン
てんさい糖深い赤紫スッキリヨーグルトに

💭 感想とおすすめ

同じミックスベリーでも、砂糖を変えるだけで仕上がりが大きく変わるのに驚きました。

  • 色を重視するなら → グラニュー糖・白砂糖
  • コクを楽しむなら → きび砂糖・三温糖
  • ヘルシー志向なら → てんさい糖

ジャム作りは「砂糖の種類」ひとつで印象が変わる、とても奥深い世界です。

🔔 次回予告

次回は…
「甘味料でジャムを作ってみた!【アガベ・はちみつ・メープル】」

砂糖ではなく自然派甘味料を使ったらどうなるのか?
味・香り・保存性の違いを実験してみます。

どうぞお楽しみに!

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