🔥 ジャム実験シリーズ 第4回 同じフルーツ、違う調理法でジャムを作ってみた!【長時間煮 vs サッと煮】

ジャム作り

こんにちは!「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだすみえ)です。

はじめに

ジャムを作るとき、じっくり煮込む派短時間で仕上げる派に分かれることがあります。

  • 「長く煮た方がしっかり保存できる?」
  • 「短時間の方がフルーツ感が残る?」

今回は同じ「冷凍ミックスベリー」を使って、長時間煮 vs サッと煮を比較してみました。

実験条件

  • フルーツ:冷凍ミックスベリー 60g
  • 砂糖:グラニュー糖(フルーツの40%=24g)
  • 作り方
    • 長時間煮:弱火で15〜20分、じっくり水分を飛ばす
    • サッと煮:強めの火で5〜6分、軽く煮詰めて仕上げる

👉 砂糖の量は同じにし、煮込み時間だけを変えて比較しました。

冷凍ミックスベリーと砂糖を用意したジャム実験の材料

実験結果

長時間煮(15〜20分)

色:透明感ある赤紫色

香り:ベリーの爽やかさが残る

味:甘さと酸味のバランスが良い

とろみ:しっかり濃厚

保存性:糖度が上がり、冷蔵で約1〜2週間保存可能

👉 王道の「クラシックジャム」。パンに塗っても安定の美味しさ。

サッと煮(5〜6分)

色:茶色がかった赤紫色

香り:ベリーの香りは残るが爽やかさは控えめ

味:酸味が弱めで、甘さがしっかり

とろみ:意外にしっかり濃厚

保存性:冷蔵で3〜4日程度

👉 甘さが強めで、ヨーグルトやお菓子にも万能。

⚠️ 今回は強火で煮詰めたため、砂糖がキャラメル化し始めて色が茶色っぽくなりました。短時間煮はフルーツ感を残せる一方で、火加減管理がとても重要だと実感しました。

比較まとめ表

調理法色の仕上がり味の印象とろみ保存性
長時間煮透明感ある赤紫色甘さと酸味のバランスしっかり約1〜2週間
サッと煮茶色がかった赤紫色甘さが強い強め約3〜4日

実食シーン

・パンで比較

長時間煮ジャムとサッと煮ジャムをパンにのせて試食
左→弱火 右→強火

・ヨーグルトで比較

時間煮ジャムとサッと煮ジャムをヨーグルトに合わせた比較

感想とおすすめ

煮込み時間の違いだけで、ジャムのキャラクターが全然違うのが面白い結果でした。

  • 長時間煮 → 酸味と甘さのバランス◎、保存性も高い
  • サッと煮 → 甘さが凝縮、酸味控えめで食べやすい

👉 「保存して少しずつ楽しみたいなら長時間煮」
👉 「酸味が苦手な方はサッと煮」

と、好みや用途に応じて作り分けるのがおすすめです。

シリーズまとめ

これまでの「ジャム実験シリーズ」では、さまざまな条件で比べてきました。

  1. 砂糖の種類編 → 色や風味が大きく変わる
  2. 甘味料編 → 自然派は個性が強く、保存性は短め
  3. 砂糖の量編 → 高糖度は濃厚&長持ち、低糖度はフレッシュ
  4. 調理法編 → 長時間煮はバランス、サッと煮は甘さ重視

ジャム作りは「砂糖の種類・量・煮方」で無限に表情が変わります。
どれも正解で、どれも楽しい。だからこそ、自分の好みを探す時間そのものがジャム作りの魅力だと感じました。

次回予告

今後は「フルーツごとにジャムを作り比べ」や「冷凍 vs 生フルーツの違い」なども試してみたいと思います。

どうぞお楽しみに!

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