こんにちは。
「畑とジャムと。」の内田朱美恵(うちだ すみえ)です。
「いちごジャムを作ってみたいけれど、
どんないちごを選べばいいの?」
そんな質問をいただくことがあります。
今日は、
私が実際にジャムを作りながら感じている
いちごジャムに向くいちご・向かないいちご について
お話ししたいと思います。
いちごに“失敗”はない
まず、ひとつお伝えしたいことがあります。
私は、
「いちごでジャム作りに失敗した」
と思ったことはありません。
うまくいかなかったと感じるときは、
いちごの魅力を十分に引き出せなかった、
私の実力不足だと思っています。
いちごは、どの子もちゃんと美味しい。
あとは、
その状態をどれだけ見てあげられるか。
それが、いちばん大切なことだと感じています。
完熟していない“ジャム用いちご”から学んだこと
あるとき、「ジャム用いちご」を買ったことがありました。
大きさが不揃いで、少しはじかれたようないちご。
でも、よく見ると
木でしっかり完熟させた感じではなく、
大きさで収穫されたのかな…という印象でした。
そのいちごでジャムを作ると、
味はとても美味しくできました。
けれど、
いちご特有のあの赤みが、少し薄く仕上がったのです。
「完璧ないちごジャムには、まだ遠いな」
そう感じた瞬間でした。
それ以来、
いちごの“熟れ具合”を見る目を
もっと養わなければと思うようになりました。
小ぶりないちごが教えてくれたこと
逆に、
「これは最高だった」と思える経験もあります。
ジャム用ではなく、
小ぶりで格安のいちご。
実が小さいぶん水分量が少なく、
ジャムに必要な水分を出すのに時間がかかりました。
購入したときから甘かったのですが、
さらに2、3日おいてからジャムにしました。
小さないちごでしたが、
とても味の濃い、
本当に美味しいジャムが出来上がりました。
いちごは、大きさではない。
その子の“状態”なんだと、改めて感じました。
私が必ず見るポイント
直売所やスーパーで、必ず見るのは
・根元まで赤くなっているか
・ヘタが新鮮か
・下がつぶれていないか
・鮮やかな赤色をしているか
見た目の美しさよりも、
熟れ方と香り を大切にしています。
値引きされているいちごも、必ず確認します。
状態がよければ、迷わず購入します。
味見はできませんが、
ジャムにするなら売れ残りでも問題ありません。
むしろ、
出番を待っているように感じることもあります。
いちごを見て、味を想像する時間
いちごを前にすると、
私はいつも考えます。
「どんな甘さかな?」
「コクはあるかな?」
「酸味はどうだろう?」
いちごによって、
ジャムの仕上がりはまったく違います。
同じ作り方をしても、
同じジャムはできません。
いちごを見て、味を想像して、
その子に合うジャムを作る。
その時間が、本当に楽しいのです。
いちごは、身近な果物だからこそ
いちごは、とても身近なフルーツです。
ジャム作りも、
思っているよりずっと簡単です。
たくさん頂いたとき。
格安のいちごに出会ったとき。
ぜひ、一度ジャムを作ってみてください。
身近ないちごだからこそ、
手作りと市販品の味の違いに、
きっと驚かれると思います。
いちごジャムは、
特別なものではなく、
暮らしの中にある、小さな贅沢。
そのやさしさを、
たくさんの方に感じていただけたら嬉しいです。

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